本堂

現在の本堂は、正徳5年(1715年)に上棟(再建)されたもので、桁行5間・梁間5間・向1間の入母屋造りの建物です。
棟梁は地元の大工・宮部太兵衛で、京都の彫刻師が造営に携わったとされる記録が残されています。
入母屋造りの屋根は、当初葦葺き(あしぶき)でしたが明治元年(1868年)に桟瓦葺きに改められました。
内陣の雲龍彫刻や向拝虹梁(こうはいこうりょう)の蟇股(かえるまた)など、
細部に渡り衣装に優れた彫刻の華やかさや、堂々とした風格のある外観は、近世社寺建築を代表するにふさわしい遺構です。
平成5年(1993年)に国の重要文化財に指定されました。

向拝虹梁(こうはいこうりょう)

向拝(屋根の中央が前方に張り出した部分)にある虹梁(虹のように情報にやや反りを持たせてある梁)には、意匠の凝った彫刻が施されています。

向拝虹梁

内陣虹梁(ないじんこうりょう)

内陣上部にある双龍を彫刻した欅(ケヤキ)一木造りの虹梁です。
この龍は、「毎夜門前の蓮池に水を飲みに出かけたため、恐れた村人が目玉に釘を打ち込み、目が見えないようにしてしまった。」と云う伝説が伝えられています。

鐘楼

享保10年(1725年)の上棟で、彫刻の意匠が優れた鐘楼です。
平成5年(1993年)に国の重要文化財に指定されました。

鐘楼

惣門

正確な制作年は不明ですが、長浜城の裏門を移築したと伝えられています。
平成5年(1993年)に国の重要文化財に指定されました。

惣門

本坊

桁行15.6m、梁間9.7mの入母屋造り茅葺トタン覆いの院防で、江戸時代後期の建物です。
間口1間半の仏壇は、正面に2本の柱を立て、それぞれに虹梁形頭貫(こうりょうかしらぬき)が入りますが、
中央間のもののみは、花頭(かとう)形となっています。
玄関東に式台が作られており、上部に虹梁形飛貫(こうりょうがたひぬき)がかかっています。

平成17年(2005年)に米原市の重要文化財に指定されました。

本坊