薬師堂

天保15年(1844年)の上棟で、正面3間・側面3間半の入母屋造の建物です。
棟札に宮部太兵衛の銘があることから、本堂の再建を手がけた宮部太兵衛直系の棟梁かと思われます。

上棟以来、観音寺の伽藍を構成する建物の一部として、平成30年(2018年)に至るまでその姿を保ってまいりました。

平成28年(2016年) 薬師堂の修復へ

天保年間に上棟されて以来150年余、雨風に負けず姿を保ってまいりましたが、
木の腐食・瓦の劣化によりお堂を覆う屋根の破損は著しく、無残な姿を晒していました。

石田三成公の事績を再検証・再評価する機会が増え、多くの方々に足を運んで頂いている中、
老朽化した薬師堂の姿を見せるのは忍びなく、また参拝者の方にも大変危険な状態でした。

平成30年(2018年) 薬師堂の落慶法要

平成28年(2016年)より薬師堂の修復に向けて委員会を設立。
朝日区民の方々のご支援をはじめ、クラウドファンディングなどを通して全国の方々の温かいご支援をいただき、
平成30年(2018年)8月11日にめでたく薬師堂の修復落慶を迎えることができました。