石田三成の水汲みの井戸

当寺は、三献の茶の逸話で知られる、石田三成(当時 佐吉)と豊臣秀吉(同じく 羽柴秀吉)の出会いの地です。

観音寺に鷹狩りの際に訪れた秀吉に、
一杯目は大きい茶碗でぬるめのお茶を、二杯目は中くらいの茶碗でやや熱めのお茶を。
三杯目は小さい茶碗に熱いお茶を差し出しました。
その才能を認められ、出世の糸口を作ったという話が伝えられています。

そのお茶の水をくんだとされる古井戸が、当寺に在る井戸と云われています。

石田三成の水汲みの井戸

常夜燈

総門前にある大燈篭で、江戸時代中期の作です。
姉川の洪水で流された梨目石を引き上げ、数年掛かりで作り上げられたと云われています。

常夜燈

芭蕉句碑

「そのままよ 月もたのまじ 息吹やま」

奥の細道の旅中に大垣の斜嶺亭(しゃれいてい)で詠まれた句で、
句意は「伊吹山は、孤独に立つその姿が素晴らしく、月の風情を頼む必要もない」と云うものです。

後鳥羽上皇腰掛の石

後鳥羽天皇が上皇となられ、各越にある名超寺へ行幸された際、
大原観音寺にお立ち寄りになり、休息のため腰を掛けられたと云われる石です。

腰掛け石